中性脂肪は低いのもダメ? 中性脂肪が低いことが原因で起こる体の不調

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中性脂肪の数値が高いという悩みは一般的ですが、“中性脂肪が低い”と健康診断で指摘を受けたことはありませんか?

中性脂肪が高いと動脈硬化や深刻な病気の原因になることは知られていますが、中性脂肪が低いと何か問題があるのでしょうか?

「中性脂肪が高くなることを考えたら低いくらいのほうがいいのでは・・・」と思う人もいるかもしれません。今回は、中性脂肪が低いとどのような不調があるのかをまとめました。

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中性脂肪が低いのは健康に良くない?

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中性脂肪は高すぎると問題があるのですが、中性脂肪そのものは人にとって欠かすことができない“エネルギー源”です。中性脂肪は低ければ低いほどいい・・・というわけではないのです。

中性脂肪がなければカラダの筋肉や内臓など動かすこともできず生命を維持することが難しくなります。

つまり、健康診断で中性脂肪値が低いといわれた人は特定の病気でないとしても、エネルギーが不足して倦怠感・疲労感・頭痛などの健康上の問題を抱える可能性が高まります。

中性脂肪の正常値はいくら?

中性脂肪400
健康診断で行われる中性脂肪の基準値(正常値)は、「日本人間ドック会」によって定められています。

中性脂肪の基準値(正常値)・・・30~149mg/dl
中性脂肪が高い基準・・・150/dl 以上
中性脂肪が低い基準・・・29/dl 以下

中性脂肪の値が150mg/dl以上の状態を“高トリグリセリド血症”、中性脂肪の値が29/dl 以下の状態を“低トリグリセリド血症”と呼ばれます。

中性脂肪が低いことで起こる健康不調

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疲れやすく持久力が低下する

中性脂肪が低いと常にエネルギーが不足している状態です。

夜しっかり寝ても疲れが取れない・空腹になると動けなくなる・頭がボーッとする・根気がなくなるなど、全身的な疲労・倦怠感を生じさせます。

さらに、エネルギー不足で体温を一定に保つことが難しくなり寒さに弱くなったり低体温になったりする可能性があります。

脂溶性ビタミンの減少

中性脂肪は体内のエネルギー源となるだけでなく、体に必要なビタミンE・ビタミンA・ビタミンDといった“脂溶性”と呼ばれるビタミンを全身に運ぶはたらきをしています。

つまり、せっかくビタミンたっぷりの食事を摂っても、それを全身に運ぶための中性脂肪が不足しているとこれらのビタミンが体内に運べなくなり、皮膚や粘膜が弱くなったり免疫力が低下したり、歯や骨の成長を阻害したり・・・。さらには脂溶性ビタミン不足で血管の老化が早くなり血管が硬くなって、動脈硬化の原因になる可能性もあります。

美容面での不調も

ビタミンE ・ビタミンA・ビタミンDなどの脂溶性ビタミンは肌の健康に大きな関わりがあるビタミン類です。

中性脂肪が少なすぎてこれらのビタミンが細胞に届けられなくなると、肌荒れやハリやツヤの低下など肌の老化が進む結果になりかねません。

中性脂肪が低くなる原因

食事、栄養
栄養不足

中性脂肪が低すぎると指摘される人の多くが20~30代女性だといわれています。その原因のひとつが「ダイエット」です。

特に若い女性の間では「細ければ細いほどいい」という考えがあって、食事量を極端に制限することによって痩せようとする人がいます。

適度な運動や栄養バランスを考えた食事によるダイエットなら何も問題ないのですが、肉や魚を一切食べずに野菜だけで過ごすとか、一日に一食しか食べない・・・など極端なダイエットで痩せようとすると体内の栄養が不足し中性脂肪が低くなりすぎる可能性が高くなります。

甲状腺ホルモンの異常

甲状腺機能亢進症(バセドウ病)のように甲状腺ホルモンに異常がある場合にも中性脂肪が低下していく可能性があります。

バセドウ病は甲状腺ホルモンが過剰に分泌されてしまう病気で、新陳代謝が活発になりすぎるという問題があります。

するとカラダが常にエネルギーを消費している状態になり体内の中性脂肪がどんどん減少していくだけでなく、せっかく食事から糖質や脂質などのエネルギー源を摂ってもすぐに消費されてしまい中性脂肪が蓄積できなくなります。

肝機疾患

中性脂肪が低い原因のひとつに肝臓疾患も考えられます。

肝臓は胃や腸で分解された栄養素を貯蔵し、必要に応じてエネルギー(中性脂肪)を作りだして送り出すはたらきがあります。

適正な食生活を送っているにもかかわらず中性脂肪が低い状態が続く場合、肝臓疾患によって機能が低下し中性脂肪の生成がうまくできていない可能性が考えられます。

中性脂肪値は低すぎるのもダメだった!

運運動、ヨガ
今回は中性脂肪が低いことによって引き起こされる不調についてまとめました。

中性脂肪というと高いのが危険だという情報は一般的に知られていることですが、低すぎるのも健康に良くありません。

中性脂肪が低すぎるという状態は特に20~30代の女性に多いといわれています。世の中にはダイエット情報があふれ、「痩せているほど美しい」と錯覚した女性たちが極端な食事制限をするのは危険なことです。

痩せても肌が荒れたり常に疲労感を感じたりしている状態では日常生活にも支障があります。中性脂肪を適正な状態にキープすることを心がけましょう。

 

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